【2025年最新】10万円金貨の価値と買取相場｜今いくらで売れる？買取価格は？高く売るためのポイントも解説

はじめに─　10万円金貨とは？

10万円金貨は日本政府が発行した純金製の記念貨幣です。
10万円金貨は、以下の2種類が存在します。

昭和天皇御在位60年記念10万円金貨について

1986年（昭和61年）、昭和天皇が即位60年を迎えるという日本史上まれに見る節目を迎えました。
これを記念して、政府は特別な記念事業を行い、その一環として発行されたのがこの「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨」です。
これは日本の貨幣史上初の額面10万円の金貨であり、発行当時から大きな話題を呼びました。

【特徴】

発行国	日本国
デザイン	表：鳩と水裏：菊花紋章
発行枚数	昭和61年（1986年）1000万枚昭和62年（1987年）100万枚
材質	純金
重さ	20g
直径	30ｍｍ
厚さ	–

天皇陛下御即位記念10万円金貨について

この「天皇陛下御即位記念10万円金貨」は平成2年（1990年）に天皇陛下（明仁上皇）の即位を記念して発行されました。
こちらは純金製で重さは30gあり、日本で発行された記念金貨の中で最も重い金貨です。

【特徴】

発行国	日本国
デザイン	表：鳳凰と瑞雲裏：菊花紋章と桐、唐草模様
発行枚数	200万枚
材質	純金
重さ	30g
直径	33ｍｍ
厚さ	–

10万円金貨の価値の決まり方

上で紹介しました2種類の10万円金貨は合計の発行枚数が1300万枚と、かなりの枚数が発行されておりますので、
コレクション的需要は少なく、コインの素材である金（Gold）としての価値が強く値段に反映されるコインとなります。
そのため、これらの金貨は日々変動する金（Gold）価格の上下に連動して価値が変わるのです。

ここで1点注意点として、
日本には「貨幣損傷等取締法」という法律が存在します。
これは日本の硬貨を損傷したり鋳つぶしたり、またその目的で集めてはならないことを定めています。

昭和二十二年法律第百四十八号
貨幣損傷等取締法
①　貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶしてはならない。
②　貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶす目的で集めてはならない。
③　第一項又は前項の規定に違反した者は、一年以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金に処する。

このことから、法定通貨であるこれらの10万円金貨を純粋に金の地金として扱うことはできず、通常の金（Gold）価格の数％下の価格で取引されることが多いのです。

売却方法は？

10万円金貨を売却する方法は大きく分けて2つあります。

1. メルカリやヤフオクなどのフリマ、オークションサイトに出品する。

2. 古銭買取業者に買い取ってもらう。

以下それぞれのメリットデメリットを解説していきます。

メルカリやヤフオクなどのフリマ、オークションサイトに出品するという方法

メルカリ（フリマサイト）

まず、メルカリ（フリマサイト）に出品しようとお考えの方は今すぐおやめください。
メルカリでは規約で出品を禁止としている物品がいくつか定められています。
その中に「現在有効な記念貨幣」が含まれているのです。
このことから、10万円金貨を出品するとメルカリ事務局より商品削除・利用制限などの措置を受けてしまう場合があります。

ヤフオク（オークションサイト）

次に、ヤフオク（オークションサイト）に出品する方法ですが、
こちらは本記事作成時点では出品自体可能となっているようです。
出品にあたっては商品写真撮影、商品説明作成など、多くの手間がかかります。

古銭買取専門店で買い取ってもらうという方法

私がおすすめするのは古銭買取専門店に買い取ってもらうという方法です。
ヤフオク等のオークションサイトも良い選択肢の一つではありますが、出品にあたっては商品写真撮影、商品説明作成など、多くの手間がかかります。それだけでなくオークション終了までの期間や、購入者さんの支払い待ち時間を考えると現金化までには多くの時間が必要ですし、個人間の取引ですのでトラブルが起きる可能性も考えられます。
また、オークションサイトでは落札手数料という10％ほどの手数料が落札された金額から差し引かれますから、落札された金額が丸々手元に入るというわけではないのです。

古銭買取業者もたくさんありますが、そもそもの買取価格が安かったり、よく分からない手数料や減額を行う業者さんも存在します。
トレジャーループでは、10万円金貨の買取の際にそのような不明瞭な手数料や減額を行いません。やむを得ない減額がある場合は明確にいたします。
トレジャーループでは買取価格を公表し、業界でも最高値圏での買取を行っておりますので、オークションサイトに出品するより手元に残るお金が多くなりますよ(^▽^)/